サリーの魅力

スポットライト / おすすめ写真
Emily Stein
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Josie Gealer Ng
8月 13, 2019
エミリー・ステイン(Emily Stein|英語)は、ドキュメンタリーの手法を活かした撮影で被写体の本質に迫る、ロンドン拠点のポートレート/ファッション・フォトグラファーです。姉妹の映像作家の アリス・ステイン(Alice Stein|英語)と共同制作を頻繁に行い、伝えたいメッセージを引き立てる短編映像も制作しています。

今年の初頭にエミリーの活動についてみんなで話をしていたとき、彼女は自分の住むロンドンの地区で美しいサリーを着た女性をよく見かけるという話をしてくれました。サリーとそれを身に着ける女性を魅力的に表現する写真を撮影したいというのです。

私は一瞬でそのアイデアに惹かれました。それに、彼女の撮影表現が素晴らしいものになるとイメージできました。彼女の写真からはいつも新鮮な色使いと祝福ムードが感じられるからです。それから1か月にわたってアイデアを話し合った私たちは、複数の世代にわたる女性を起用することで、年代によって異なるサリーの着こなしを撮影することにしました。撮影で被写体になった女性のひとり、アンジュ(Anju)は次のように教えてくれました。「サリーはどんな人でも着ることができます。どんな人も受け入れる服なんです。同じ5メートルの生地でできた服ですが、いろんな着こなしがあって自分を表現することができます」

エミリーは友人のスタイリスト、ジャニン・イヴソン(Janine Eveson)にもチームに入ってもらい、モデルの女性たちと一緒にスタイリングをしてもらうことで、大胆なパターンやテクスチャを試しながら新鮮で楽しいアプローチを生み出しました。さらにエミリーとアリスは撮影中にモデルの女性たちにインタビューも実施しました。サリーとは個人的にどんなものか、サリーの歴史、2019年にサリーを着ることをどのように感じるかなど、さまざまな質問の答えが下の映像(英語)にまとめられています。

体型、サイズ、年齢を問わず美しくユニークに受け入れるサリーは、インクルージョンの時代の理想的な服と言えそうです。
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