女性のミドルエイジ:ポジティブに受け入れられるビジュアル表現

コレクション / 提携パートナー
Catherine Ivill
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Jacqueline Bourke
5月 24, 2021
今回私たちは Women in Sport とパートナーシップを提携し、スポーツがもたらす無限の可能性を描くようなビジュアル素材を集めたギャラリーを作成しました。閉経周辺期、あるいは更年期を迎えたミドルエイジの女性たちの生き生きとした親近感のわく様子に敬意をもち、リアルにとらえています。このギャラリーに掲載されている画像と映像は女性のみで制作されています。全てのビジュアル素材のアートディレクション、撮影、制作、キュレーションを全員女性のチームが手がけており、 Disrupt Aging®コレクションとしてゲッティイメージズで入手いただけます。 ビジュアルには、ステレオタイプを生み出す力も壊す力も持っています。インクルーシブな写真は、見る人に強い親近感、すなわち等身大の自分がそこに表現され、大衆に見られ、受け入れられると人々に感じさせます。年を重ねるというイメージを打ち壊し改めて定義するような、女性をリアルに捉えたビジュアルを制作し、そして発信することは、今まで以上に重要視されています。

私たちはミドルエイジの女性がますます多角的な生き方をしているということを認識しています。しかし、そのことが必ずしも、ブランディングや広告に使用されるビジュアルに反映されているわけではありません。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けた世界では、ウェルネスとセルフケアが非常に重要なものとなっています。その中で特にこの3ヶ月間、“更年期”を描いたビジュアルの検索数は全世界で対前年比357%増と急増しています。今こそ、発汗や火照りといったミドルエイジの女性を表現する、限定的で有害な視覚的ステレオタイプに疑問を唱え、彼女たちのリアルで活動的な生活を切り取ることで、より多くの女性たちを行動に駆り立てる時なのです。
インクルーシブな写真は、見る人に強い親近感、すなわち等身大の自分がそこに表現され、大衆に見られ、受け入れられると人々に感じさせます。ミドルエイジのイメージを打ち壊し、改めて定義するような女性をリアルに捉えたビジュアルを制作し、そして発信することは、今まで以上に重要視されています。
ゲッティイメージズでは、過去2年間、消費者の意思決定に与える重要な要因と、それが彼らの視覚的嗜好にどのように影響を与えているかに関して弊社のインサイトプラットフォームVisual GPSを用いて、調査してまいりました。1万人以上を対象とした調査を実施し、消費者心理をグローバルに追跡してきました。私たちのデータによると、約90%の女性が体調管理に努めている一方、定期的に運動(エクササイズやスポーツ、ランニングなど)をしているのは40%でした。さらに、50歳以上の年齢層ではその割合が最も低いことが分かりました。また、差別されたと感じたことがある団塊世代の76%は、その原因が年齢によるものであると回答しました。

過去5年間で、弊社の利用者がダウンロードする身体的な健康に関するビジュアルは、屈強な肉体を描いたものから包括的なものへとシフトしています。ジムで鍛え上げた完璧な身体を見せるのではなく、日常生活の中で身体の健康に気遣うリアルな人々の姿を見せる動きへと変わっているのです。しかし、ミドルエイジの女性に関してはそれが反映されておらず、ビジュアルには洗練されていて、スリムでヨガ好きな、落ち着いた雰囲気の白人や富裕層が登場しがちです。
ブランドにとってのメリットは明白で、約70%女性は、自分を投影するような人々を表現したブランドの商品を購入したいと考えています。
フィットネス事業者、スポーツブランド、あるいは一般的なライフスタイルビジネスのいずれであっても、このライフステージにいる女性たちをリアルに表現したビジュアルを選択することは、有害なステレオタイプを打ち破り、よりインクルーシブなビジュアル表現を生む手助けとなります。最終的にはミドルエイジの女性のエンゲージメントを高めることに繋がります。80%の女性消費者が、ブランドが広告におけるインクルーシビティとダイバーシティに一貫して取り組むことを期待しているのです。ブランドにとってのメリットは明白で、約70%女性は、自分を投影するような人々を表現したブランドの商品を購入したいと考えています。親近感のわくビジュアルは、彼女たちに刺激を与えるのです。閉経周辺期や更年期を経験する女性たちがフィットネスやスポーツに参加してみたいと感じるようにすることは、今まで以上に重要となっています。
再考:女性の描写