サッカーに生きる

スポットライト / おすすめ写真
Thomas Barwick
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Amy Lehfeldt
8月 27, 2019
私たちがサッカー場に到着した瞬間、ほとばしるエネルギーを感じました。掛け声や高らかな笑い声を発する人たちばかりの、元気よくはつらつとしたムードです。このチームは普通とは違うということは事前にわかっていました。なぜなら、あまり面識のない人が「会ったほうがいい特別な人たちがいる」とわざわざ教えてきたからです。
 
私たちが撮影したのは7月のこと。FIFA女子ワールドカップの準々決勝が行われているときだったので、集まった女の子たちはいつにも増してサッカーに関して盛り上がっていました。実は、サッカーゴールをピッチ上に運ぶ彼女たちを撮影しようとしたとき、みんなの元気が良すぎたせいで、フォトグラファーのトーマス・バーウィック(Thomas Barwick)や撮影スタッフたちが土埃まみれになってしまって、複数回撮り直しをしなければならないほどでした。
 
どの子もサッカーが上手でした。そして、頻繁に練習や試合をしている彼女たちにとってサッカーは生活そのものであり、家族の全員が深く関わっています。それぞれの家族がチームのために団結しているので、あらゆる年齢の人たちによるサポートチームができあがっていました。ピッチではもちろん、それ以外の場所でもサポートする様子を見かけました。この町では、サッカーがコミュニティ全体のつなぎ役になっているように見えました。サッカーをする9歳の女の子たちから会話や自信、そして活力が生まれ、家族や友達に伝わっているのです。そこには外野という存在はありません。
 
ゲッティイメージズでは、商業用途と報道用途の両面で女性アスリートの従来の描き方を考え直すビジュアル素材を支援/制作しています。今回の撮影も、Women’s Sport Trustとのパートナーシップをサポートするために行ってきた取り組みのひとつです。
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