家族の在り方:よりインクルーシブな表現とは

スポットライト / おすすめ写真
Nick David
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Josie Gealer Ng
7月 11, 2019
現代社会では、もはや“典型的な家族” =“2.4人の平均子供数”という概念は通用しません。ところが、メディアで描かれる家庭の様子は以前から大きく変わっているとは言えません。再婚による家族の複雑化や、継父母/祖父母が育児をするケースが増えている今、そうした社会を反映する家族像を再認識する必要があります。
 
これまでのイメージに当てはまらない、さまざまな家族の生活をテーマにした撮影を複数回かけて実施したいと思っていた私は、ライフスタイル・フォトグラファー/映像作家としてロンドンで活動するニック・デイビッド(Nick David)と一緒に撮影をすることになりました。ニックは、生活でつながりや関係を感じさせる瞬間をありのままに美しくとらえるのがとても上手で、被写体となる人たちをリラックスさせて自然な姿を見事に撮影します。
 
一連の撮影でニックは、いろんな人たちの混ざった大家族や、障害を持つ人たちのいる家族、別居/離婚している父母や祖父母が子供を育てている家族など、さまざまな家族のかたちを撮影してくれました。
LGBTQ+カップルが語る広告/メディアでの描かれ方