観光客 vs 旅人

トレンド / ウェルネス
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Andrea Kwamya
1月 29, 2019

近年、人里離れた場所での休暇を提案する旅行広告を見かけます。これは決して単なる偶然ではありません。現在、かつてなくグローバルな思考を持つ人が増え、国をまたいで通勤したり、距離にとらわれず人間関係を築いたりすることが可能になりました。金銭的余裕がある人は誰かの誕生日のために海を渡って会いに行き、月曜日には仕事に戻るという人もいます。さらにこの3年間で、社交面と経済面に意識の高いミレニアル世代が出張期間を延長して個人的に旅行をするようになり、“ビジネス”と“レジャー”を組み合わせた“ブレジャー”というトレンドが登場しました。以前よりも高い頻度で旅行をして、何度も同じ場所を訪れるという人も多く、旅先を地元のように感じてつながりを持ちたい人も現れています。そうした人は単なる観光客としてではなく、旅人として見られることを望みます。


以前よりも高い頻度で旅行をして、何度も同じ場所を訪れるという人も多く、旅先を地元のように感じてつながりを持ちたい人も現れています。

以前なら、旅の容易さ、リゾートの快適さ、ガイド付き名所巡りが旅行客を確保する要素でした。しかし、旅行代理店や各地の観光名所をあてにしなくなった現在の旅人は、隠れた秘境を探す手がかりとしてテクノロジーを使い、自分だけの体験を生み出しています。SNSで情報をシェアするのが当然の時代、旅先のレビューをインターネットで確認すれば、見落としていた名所、どの場所が安全なのか、絶景スポットに行くために入場料を払うのかといった情報を探すのに役立ちます。その結果、旅行関連のビジュアルは一風変わった場所を探検する個人旅行者によるものが増えています。

現在、Instagram、Trip Advisor、Foursquareなどから旅行のアイデアを得ることが主流になりつつあります。世界のどこかに自分の第2の居場所を見つけるという行為には、抗いがたい魅力があります。MinorityNomadのように、料理、路上ライブ、地元の商店、移住者のライフスタイルなど、訪れる国の持つ本当に特質な部分をとらえることを狙いにしているインスタグラマーもいるほどです。 Lebackpackerのように、自然のなかで楽しむ一人旅の魅力をバランスの取れた風景写真でうまく表現している人もいます。どちらのスタイルでも、嘘くさくない、ありのままの美しさがモダンに表現されています。

旅行業界のビジュアルは一風変わった場所を探検する、個人旅行者を被写体としたものが増えています。

普通とは違う一人旅の増加には、混雑する人気の観光地から逃れて、本当の探検をしようとする人たちの思いが表れています。主要都市以外にも見どころがあることが、共通認識になっているのです。一歩踏み出さなければ味わえなかったような文化とつながり、いつもの場所にしか行かないお決まりから自由になることがポイントです。

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